伊勢角屋麦酒ブログ

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酒の席の話

元来、酒の席での話といえば、酔った勢いで尾ひれのついた話だったり、酒席だから話せるその場限りの話を指すものですが、私たちの伊勢角屋麦酒では、酒の席の話で会社の命運を左右するような重要な案件が決まっていくことが多々あります。

弊社では、定期的に自分たちの作品である伊勢角屋麦酒をテイスティングする時間を設けています。これには二種類あって、できる限り多くのスタッフに入ってもらって、自分たちの商品についての知識を深めてらうためのものが一つ、もう一つは、ビールの品質を確認したり、何か重要な案件を決めるためのテイスティングの集まりです。後者は、ヘッドブルワーの出口、ブルワーで品質管理責任者の金澤、新人ブルワーの谷水、執行役員であり生産管理本部長と店舗統括本部長を兼ねる岡田、そして、代表戸締役雑用係の私、鈴木がマストなメンバーになります。

テイスティング

新しい技術を試した結果、ビールがどうなっているのか。新しいホップを試したらどうなったのか。といったことから、伊勢角屋麦酒そのもののコンセプト、目指すべき方向性、設備投下の可否やタイミングまで、この場で多くのことが決まります。

私たちは、ものつくりの実業の世界に生きていますから、どんな理屈よりも、目の前の私たちの現実ほど重い意味を持つものはありません。ですから私たちの意思決定は、常に、私たちの作る伊勢角屋麦酒と向き合いながらになるのが必然なのであります。

そういうわけで、今日も、私は、現実を知るためにきっとビールを飲むのであります。

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