社長ブログ

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審査連荘

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先週の週末は、東京恵比寿でJCBA主催のGreat Japan Beer Award2021の審査員をしておりました。当社からはブルワーの山宮も審査員として参加しておりましたので、当社には無料でビールを審査に出せる枠がたくさんあったのですが、今回は一品も出品をせず審査に集中させていただきました。自ら出品すると審査の公平を期すために自分たちが出品したスタイルのビールの審査は自動的にできなくなるため、必然的にあまり詳しくないスタイルのビールばかり審査することになるのです。というわけで、今回はIPAなど得意なスタイルの審査を数多く行うことができました。

審査前に行われる審査方法の説明では、今回の審査では、外観、アロマ、フレーバー、全体印象のすべての項目でテーブルのコンセンサスを得て点数を決定する必要があるということで、これはキャプテンは大変だろうなと思いながら話を聞いていたのですが、スケジュールをよくよくみるとなんとわたしは、全7フライトすべてでテーブルキャプテンかサブキャプテンとなっておりまして、二日間でそれはそれは、へとへとになりましたが、このところ海外の大きな大会は軒並み中止・延期になりしばらく本格的な審査員をしていませんでしたので、久しぶりの審査で自らのテイスティング能力を研ぎ澄ますことができたのは良かったです。一方で、海外からの審査員が一人もいないので、日本語での審査は楽なのですが、海外の新しい情報が全くないのは、やはり物足りない感が強く、はやくコロナが終わってほしいものだとあらためて感じました。

月曜日、中一日を移動日として、昨日と今日は、広島の酒類総合研究所にて、JBA主催のビール品質審査会の全体統括をしております。この審査会は、わたしがJBAの理事になった際に、業界の品質の底上げのために提案して、理事会で承認をもらい立ち上げたものです。ほかの大会と大きく異なるのは、官能検査に加えて、酒総研にて出品されたビールの数値分析も行ったうえで、両方のデータを出品者にフィードバックしていることです。また、この審査会には、例年は、ビール大手4社からも、また、国税庁や酒総研の鑑定官の方々にも審査員としてご出席をいただいており、こうした方々との意見交換の場としても貴重な機会となっています。わたし自身が忙しすぎることもあり、いまはJBAの理事は降ろさせていただいておりますが、この審査会が続いていることは嬉しいことです。

さて、今日一日審査員統括をして、夜には伊勢に戻ります。

帰社したらまた膨大に仕事が溜まっているんだろうなぁ。

 

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