伊勢角屋麦酒ブログ

伊勢角屋麦酒ブログ

研修生を受け入れます

みなさんこんにちは。

角屋麦酒 代表取締役社長の鈴木成宗です。

日頃のご愛顧に心から感謝申し上げます。

さて、当社 伊勢角屋麦酒では以前から研修生の受け入れを行ってきています。これは、本当に美味しいビールを作りたいという熱意のある方々と共に、クラフトビールの社会的地位をあげていきたいからにほかなりません。

クラフトビールは日本では1994年の規制緩和により誕生しました。当時は地ビールと呼ばれ、一時は猫も杓子も地ビールをつくり始めましたが、品質の悪いものが多く、『地ビールは高くてまずい。』という市場評価になりました。私たちは、必死に歯を食いしばりながら世界に通用するビールを作り続け、今や日本のクラフトビールは世界で高い評価をいただくようになりました。

しかし、2010年以降の第二次クラフトビールブームにのって、またもや、ひどい品質のものが世に出てきました。

この辺りは、私のFacebookの記事にも書きましたので、是非、ご参照ください。

https://www.facebook.com/narihiro.suzuki.1/posts/1454972737929930

こうした劣悪な品質のビールを口にすると、あの90年代の悪夢がよみがえります。当時は市場に出てくる地ビールの何割かはコンタミ(雑菌に汚染されている)していたり、激しく酸化(醸造やビン詰めの過程で空気に触れてしまっている)していたり、チージー(古く品質の悪いホップを使うとチーズのような香りが出る)だったりと、ボロボロのものが散見されました。

必死に良いものを作っているメーカーも多数存在したのですが、こうしたひどいものを口にした方の怒気をはらんだ「こんなものが飲めるか。」という声が市場を席巻していったのです。

私は他社様のこと、他社様の製品をどうこう言うのは本意ではありませんし、これまで、他社様に差し出がましいことを言ったことは無かったと思います。しかし、この品質のものが世にはびこることは、本当に看過できません。

だからこそ、熱意ある方、謙虚に酵母と向き合おうという方、どうぞ、当社にいらしてください。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。